レガシーはCSアジアチャンピオンシップ2025でトロフィーに向けてさらに一歩前進した。序盤は苦戦したものの、ブラジルのロスターはシリーズを逆転し、一貫性と野心を示して賞金総額への戦いを続けた。
トーナメントの概要
CSアジアチャンピオンシップ2025は、賞金総額1,000,000ドルの主要なLANイベントであり、Valve Regional Standings(VRS)システムの一部である。その結果は、今シーズンの次のメジャートーナメントへの出場資格に直接影響する。プレーオフはシングルエリミネーション形式で行われ、1敗すれば即座に大会から脱落となる。
試合の流れ
- Mirage(FUTのピック) — 8:13
ヨーロッパチームはシリーズのスタートを自信を持って切り、序盤のラウンドを支配した。FUTは攻撃側で優勢を見せ、dziugss(56–50、評価1.27)がチームのペースを作った。レガシーは自分たちのゲームプランを実行できず、最初のマップを落とした。 - Inferno(レガシーのピック) — 16:14
ブラジルチームは立て直し、精神力を見せつけた。接戦のラウンドの連続は、ブルーノ “latto” レベラットの冷静さによりレガシーの勝利に終わった。彼は複数の重要な1対2の場面を制した。 - Dust2(決定戦) — 13:8
Infernoでの逆転後、レガシーは決定マップでFUTに一切のチャンスを与えなかった。彼らの防御構成は完璧に機能し、FUTは爆弾設置地点に突破できず、dumauとn1ssimがシリーズを2–1で締めくくった。

試合の最優秀選手 — ブルーノ “latto” レベラット
- K–D: 60–44
- ADR: 87.7
- 評価3.0: 1.15
- KAST: 77.9%
Lattoはレガシー勝利の原動力だった。彼の正確なエイム、自信に満ちた判断、そしてクラッチプレーが勝敗を分けた。
試合後のVRS評価
- レガシーは+17 VRSポイント(1477 → 1494)を獲得し、ランキングで15位に上昇。
- FUTは–9ポイント(1335 → 1326)を失い、33位に下降した。
この結果により、レガシーは次回のメジャー大会への直接出場枠争いで有利な位置を確保した。一方、FUTは貴重な地域ランキングポイントを失った。
今後の展望
レガシーは準決勝に進出し、Heroicと対戦する。これはブラジルチームにとって大きな試練となるが、彼らはここ数か月で最高の状態を見せている。
一方、FUTは堂々としたものの未完成なパフォーマンスで大会を去る。初戦マップを勝利した後も、LAN経験の不足が響き、最後の一押しを欠いた。
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試合総括
レガシーは再び「誰にでも挑めるチーム」であることを証明した。彼らの規律あるアプローチ、lattoとdumauの安定したプレー、そして強靭なメンタルが成功の鍵となった。
FUTにとって、この試合は痛みを伴うが価値ある教訓となった。彼らは上海での挑戦を終え、潜在力を持ちながらも、国際舞台で安定した地位を築くにはさらなる成熟が必要であることを示した。