フランスの組織 Falcons が、今シーズン最も感情的だった瞬間をもとにした独自のコレクションカードシリーズを公開した。これは単なるミームではなく、2025 年の最も厳しいラウンドをチームがどのように乗り越えたのかを物語る“小さなストーリー”だ。
そして今、誰でもロースターの精神を最もよく表すカードを選ぶことができる。
Falcons コレクションカードを選ぼう
コミュニティのアナリストたちは、Falcons が異なる都市・異なる大会で直面した、最も劇的で象徴的な6つの瞬間を切り取ったカードシリーズを制作した。
それぞれのカードは、チームの大会の流れを決定づけた場面のスナップショットだ。
オースティンでの失われたリードから、香港での神経が擦り切れるラウンドまで。
これは公式ステッカーでもブランド資料でもなく、ファンメイドのフォーマットだ。しかし、その正確さ、皮肉、そして“誰でも思い出せる場面”によって、SNSで瞬く間に人気となった。
Falcon Cards:コレクションの中身
- Austin 2025 — 本来落としてはならなかったラウンド
最初のカードは、Falcons が完全に主導権を握っていながら、相手に逆転を許した試合を描く。
この瞬間は、後にチームが修正しなければならなかった細かなミスの象徴となった。
- Cologne 2025 — 個の動きが構造を壊すとき
このカードは、混乱した判断や不運なタイミングが連鎖的な敗北を生んだ場面を切り取る。
NiKo が後に語った「チームとして生き残り方を学ぶべきラウンド」を象徴する瞬間だ。
- Riyadh 2025 — 仕上げきれなかった A サイトの攻防
Falcons が完璧なキープまであと一歩というところで止まってしまったエピソード。
この瞬間は、予定していた構造からこぼれ落ちた“惜しいラウンド”の長いリストの一部となった。
- Belgrade 2025 — コミュニケーションの完全崩壊
このカードは、連携不足が原因で落としたラウンドを描く。
こうした場面が積み重なったことで、チームは内部コミュニケーションを見直す必要に迫られた。
- Chengdu 2025 — マップコントロールの物語
Falcons がマップコントロールで優位に立ちながら、相手の重要なアグレッションに対応できなかった場面を再現したカード。
この大会では、チームが結果を意識しすぎたことで、本来の“流れ”を失った象徴となった。
- Hong Kong 2025 — スモーク、タイミング、そしてまたも苦しいリテイク
わずかなミスでラウンド全体が崩れる最新の例。
香港では Falcons は以前より自信を持っていたが、問題のある場面は依然としてチームにつきまとった。

2025年の Falcons:常に頂点に近いチーム
このコレクションが存在する理由は明確だ。
Falcons は現代 CS2 で最もイベント密度の高いシーズンを戦い抜いたチームのひとつだからだ。
世界トップ3に位置し、LANでは常に安定した成績を残している。
さらに kyousuke の加入と m0NESY の“主役格”への完全移行により、チーム構造は大きく変化した。
Falcons が経験した主な成果:
- BLAST Rivals Season 2 の決勝進出
- IEM Chengdu でトップ3
- FISSURE Playground と EWC で安定した準決勝進出
- PGL Bucharest 2025 での優勝
その一方で、Major は依然として潜在能力を完全に発揮しきれていない舞台でもある。
特に Austin の Stage 2 は、「潜在能力」と「実現」は同じではないという痛烈な教訓となった。
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コレクションカードとは
コレクションカードは単なるユーモア集ではない。
Falcons のシーズンを縮小して閉じ込めた記録だ。
失敗、復活、僅差の勝利、そして痛みを伴うラウンド。
それらを形にしたからこそ、ファンの注目を集め、チームの“非公式アーカイブ”のような存在になっている。

