フランスのチーム3DMAX(世界ランキング#10、VRS #10)は、fnatic(世界ランキング#27、VRS #20)を2–1(13–5 Inferno、7–13 Train、13–9 Dust2)で破り、CS Asia Championships 2025の準々決勝を制した。この勝利により、ピエール「Ex3rcice」ビュランジュ率いるチームは準決勝へ進出し、次戦ではTeam Liquidと対戦する。一方、fnaticは大会から姿を消した。
試合の流れ
- Inferno(3DMAXの選択) — 13:5
フランスチームは自らの選択マップで自信に満ちたスタートを切った。攻撃では積極的な戦略を展開し、防御では規律あるプレーを見せた。ブライアン「Maka」キャンダとピエール「Ex3rcice」ビュランジュが重要なラウンドを支配し、fnaticに反撃の余地を与えなかった。 - Train(fnaticの選択) — 7:13
fnaticはスロースタートから立て直し、強力な反撃を見せた。ベンジャミン「blameF」ブレマーが安定したパフォーマンス(46–34 K–D、Rating 1.23)で試合を掌握し、特に後半で主導権を握った。 - Dust2(決定マップ) — 13:9
激しい攻防が最終ラウンドまで続いたが、3DMAXが要所でより良い連携を見せた。GravitiとMakaがfnaticの反撃を封じ、Ex3rciceが複数の重要なマルチキルを決めてシリーズを2–1で締めくくった。

試合のMVP — ピエール「Ex3rcice」ビュランジュ
- K–D: 43–41
- ADR: 75.2
- Rating 3.0: 1.17
- KAST: 70%
Ex3rciceはチーム3DMAXの真の原動力であることを証明した。全マップで安定したプレーを維持し、要所での自信ある判断と動きがチームに精神的優位をもたらし、勝利を確実なものとした。
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試合後のVRSレーティング
- 3DMAX: +15ポイント(1707 → 1722)で、世界ランキング**#10**を維持。
- fnatic: –7ポイント(1460 → 1453)で、VRS順位が**#20**に下降。
この勝利により、3DMAXはValve Regional Standings (VRS)での地位をさらに強化。一方、fnaticは次回のMajor予選に向けて貴重なポイントを逃した。
トーナメント概要
CS Asia Championships 2025は、総賞金1,000,000ドルを誇る名誉あるLAN大会であり、Valve Regional Standings (VRS)システムの一部である。
この大会の結果はStarLadder Budapest Major 2025への出場資格に直接影響を与える。
大会はシングルエリミネーション形式で行われ、1敗した時点で脱落となる。
今後の展開
3DMAXは明日行われる準決勝でTeam Liquidと対戦する。アメリカチームが現在絶好調であるため、この試合はフランスチームにとって大きな試練となるだろう。
一方、fnaticにとってこの大会はここで終了。ミクサ「Independent」スリンスカ率いるチームは敗退したものの、新シーズンおよび世界トップ20復帰を目指す戦いに向けて貴重な経験を得た。
試合まとめ
3DMAXは再び、ヨーロッパで最も安定したチームの1つであることを証明した。経験とチームワークに基づく成熟したプレースタイルを披露したのだ。
一方のfnaticにとっては苦いが教訓に満ちた敗北であり、トップレベルの相手に対して安定性を保つ必要性が浮き彫りとなった。
3DMAXには、歴史的なチャンスが待っている——優勝まで、あと2歩。