eスポーツ組織100 Thievesは、正式にCounter-Strike部門への復帰を発表した。クラブはSNS上で短くも力強いメッセージを投稿した――「新たな時代」。これは、CS:GO時代以来活動を休止していた彼らにとって、新しい章の象徴的な始まりを意味する。
ファンにとって、これは今年最も待ち望まれた発表の一つとなった。100 Thievesはかつて競技シーンに大きな足跡を残しており、今再びその存在を示そうとしている――今度はCS2の時代において。
5年ぶりの復帰
2020年にCounter-Strikeから撤退した後、100 ThievesはValorant、League of Legends、Call of Dutyといった他のタイトルに注力していた。しかし、CS2のリリース後に急速に高まった人気が、復帰を決定づける要因となった。
クラブの声明では、「Counter-Strikeはeスポーツの基盤であり、新バージョンは組織が無視できないほどの熱気を再びもたらした」と強調されている。さらに、100 Thievesはヨーロッパに常設拠点を開設することも発表し、世界のCSシーンの中心に近づく計画を明らかにした。
A new era. #100T pic.twitter.com/REDBnBd3o3
— 100 Thieves Roobet Counter-Strike (@100T_CS) November 10, 2025
今後のロースターについて
正式なロースターはまだ発表されていないものの、コミュニティではすでに誰が100 Thievesに加入するのかについて活発な議論が交わされている。報道によると、新チームの最初の選手はFaZe Clanの伝説的プレイヤー、Håvard “rain” Nygaardになる可能性があるという。
しかし、組織は現時点でコメントを控え、「ロースターおよび競技スケジュールの詳細は後日発表する」とだけ述べている。
この慎重な戦略は興味を引きつけるものであり、100 Thievesが単なるブランドとしてではなく、ヨーロッパの強豪と互角に戦える本格的な競技チームとして復帰しようとしていることを示している。
100 ThievesのCSにおける歴史
これは、100 ThievesにとってCounter-Strikeでの3度目の挑戦となる。最初の挑戦は2017年、ex-Immortalsのロースターを獲得したときだったが、そのチームは新しいタグの下で一度も公式戦をプレーすることはなかった。
2度目の挑戦は2019年に行われ、クラブはJustin “jks” Savageを中心としたオーストラリアのロースターを結成。彼らはIEM Beijingで準優勝し、世界ランキングのトップ10入りを果たすなどの成果を上げた。だが、COVID-19のパンデミックと財政的な問題により、2020年に再び撤退を余儀なくされた。
今後の展望
組織の経営陣によると、100 Thievesは今後数か月以内に新ロースターを発表する予定だという。クラブは「選手選考には極めて慎重に臨む」と約束しており、長期的な成長を見据えた国際的に競争力のあるチームを構築することを目指している。
新チームの最初の公式トーナメントは2026年初頭に開催される見込みだ。もし100 Thievesの抱く野心がその言葉どおりであるならば、私たちは間もなく、この伝説的な組織の完全な復活をCounter-Strikeの舞台で目撃することになるだろう。

