2027年から2028年にかけて開催予定のメジャー大会は、すでにCS2コミュニティ内で大きな話題となっている。Valveが依然として大会主催者からの申請を受け付けている一方で、アナリストたちはESLのスケジュールにいくつかの異常な点を発見しており、同社が再び大きな一歩を踏み出す準備をしているのではないかと推測している。
IEMキエフ・メジャー2028の可能性
最初の憶測の波は、ESLの年間カレンダーの分析から始まった。例年、ESLは年間で7大会を開催しているが、リスト上に6大会しか表示されていない場合、残る1大会は通常メジャー大会である。このパターンが2028年にも再び見られるのだ。
この偶然の一致により、多くの人々が**「IEMキエフ・メジャー2028」が開催されるのではないかと考えるようになった。もし実現すれば、これはトップレベルのCounter-Strikeがウクライナに象徴的な形で帰還することを意味する。キエフはこれまでStarLadder**、WePlay!、EPICENTERなど数々の大会を開催してきたが、これほどの規模のメジャー大会を主催したことは一度もない。
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アメリカ開催の可能性:5月の空白期間
しかし、もう一つの理論も同様に説得力がある — アメリカでのメジャー開催だ。現在のESLカレンダーには、毎年5月に行われる伝統的なIEMダラスの記載がない。この空白期間は、Valveが定めた2028年の春季メジャーウィンドウ(5月29日〜6月18日)と完全に一致している。
そのため、ESLがその時期にメジャー大会を移動させる可能性が浮上している。開催地は引き続きダラスである可能性が高く、この都市は大規模LAN大会を運営するためのインフラと経験をすでに備えている。

有力候補としてのESL
ESLは現代のCS2シーンにおいて、最も安定し一貫性のある大会運営者として地位を確立している。同社はケルン、カトヴィツェ、そしてリオ・メジャー2022など、この10年で最も象徴的な大会の数々を手がけてきた。すでにIEMケルン・メジャー2026が予定されており、2028年には再びメジャー開催権を獲得する可能性 — さらにはシーズン内の両メジャーを主催する可能性 — も十分に考えられる。
今後の予定
Valveは2025年3月1日までメジャー大会の申請を受け付け、6月1日までに最終決定を発表する予定だ。2028年には2つの期間が設定されており、**春季ウィンドウ(5月29日〜6月18日)と秋季ウィンドウ(11月20日〜12月10日)**が存在する。これにより、2つの独立したメジャー大会が開催される可能性が生まれる。ひとつはアメリカ、もうひとつはヨーロッパ、あるいはキエフで開催されるかもしれない。
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分析上の兆候
公式な発表はまだないものの、分析的な兆候から見るとESLは2028年に向けて再びメジャー大会を準備していると考えられる。キエフとダラスは現時点で主要候補として挙げられており、いずれの都市も大規模な大会運営の実績と国際的規模のイベントを実現できる潜在力を備えている。
果たして、どの都市で栄光のトロフィーが争われるのか — その答えが明らかになるのは来年の夏頃だ